哀愁と硝煙漂う男の背中

「もうすぐ祭りか…」

俺はフレイ、ペルソナが使えるキラーチョッパーだ。
少し前まで精神面が少しおかしかったが、ようやく落ち着いたと言うところだ。
しかしキラーチョッパーとしての性格はこれでいいのだろうか…?

俺についてのの説明が終わったところで祭りに関わる話を少ししよう。

俺は人間だが悪魔の祭りに一度参加した事がある。
祭りが始まる少し前、俺は死んでいた。
まぁ、その理由についてはまた別の話で語ろう。

死んでいる間俺は…蝶になる夢を見た…
そこでフィレモンと言う男に出会った、そこで男は俺にある質問をした。
「君は自分が何者であるか答えることができるか?」
俺は自分の名前を言うと男はペルソナ【フレイ】を俺に渡し消えていった。

復活すると周りが騒がしかった。
それは当たり前だろう、人間がこんな所で倒れているのだから…
だが俺の考えは違っていた…悪魔の祭りの始まりだったのだ。
自分が何故縁日会場にいるのか分からなかった。
…が、とりあえず来たからには楽しむことにした。

とりあえず最初にハンマーアタックに挑戦した。
高得点を出して賞品を貰おうと思った…が
ペルソナが発動してしまった…しかも出た技はごくらくおうじょうは…

当然といえば当然だ。いきなりこんな高レベルなペルソナを受け取って、
微妙な力加減が分かる筈もない。

これも当然の事だがハンマーアタックの店は潰れてしまった。
…しかしこっそりと賞品を貰っていった事は秘密である。

それから色々まわっているうちに射的場を発見した。
射撃はキラーチョッパーの独壇場だから参加しようとしたが…
的が温泉で一緒だったモスマンとケルベロス(&フロストの頭)ではないか。

俺は常人からすれば悪魔扱いされる事もある非情なキラーチョッパー。
とはいえ、極道の世界にもルールはある。
共に盃を酌み交わした相手に鉛弾を食わせるなんざ仁義に反する行為、
お天頭さんが許しても、男フレイ許しちゃあおけねえ。今助けるぜ兄弟。



しかし………その後のことはよく覚えていない。
聞いた話では暴走してマシンガンを乱射したり
猛反撃を使ってケルベロスを吹っ飛ばしたりしたらしい。

気がついたときには射的場はなくなっていた。
…と言うよりも焼け野原になっていた。

仲魔達もいなくなっていたたので俺は少し探し歩くことにした。
その時無実の罪で追われているHANオルトロスを発見した。
俺は早速得たペルソナ能力を使いHANを守るバリケードを作った。

マグナスで作ったバリケードの反対側から聞こえてくる怒号と爆音…
もはや限界が近付いているのは明らかだ。

バリケードはもう限界だ。今のうちに逃げよう。
そう言い振り向いたそこにHANオルトロスの姿は無かった。
仕方なく俺はその場を離れた…が、何故か皆が俺を追ってきた。

お尋ね者のオルトロスを助けたから?
俺がギャングの姿をしているから?
いつの間にかテロリスト扱い?

まったく…人権も何もあったもんじゃない。
…まぁ、最初から悪魔に人権が存在する筈も無いが…
魅緒リリスは容赦なくメギドラオン散弾を使ってくるし…
もう避けられないと思った俺は俺はトラポートで遠くに離れた。


俺は少し遠くから縁日会場を見下ろせる所に避難し、
祭の締めの花火を打ち上げる事にした。

縁日会場の悪魔達のために夜空に大輪の花火咲かせよう。
その美しい大輪の花を目の当たりにすれば、誤解も解けるだろう。

俺の特製花火玉が、今まさに打ち上げられようという刹那…


魅緒リリスのメギドラオンが花火玉に直撃。
その後俺達は三途の川に行く事になるがその話はまた今度語ろう…





と言う事があったな…あの時の花火玉はまだいくつか残してある。
今日は人間界での縁日だ、魔界にも届く巨大花火を一発上げてみるとするか…



――ドドーン、ドドドーン、バラララララ…――



みんなこの花火を見ていたらどう思うかな…




【あの爆発は貴様が原因だったんだな!!と思う確立82%】

終わり



P.S:はい、フレイです…なんかかっこ良くなってしまっているような気がするな…
それは置いておくとして、今回は悪魔の祭りの記憶です、
微妙に違うところもあるかもしれませんが気にしないで下さい。

残りの書きたいものは…
ビナー温泉・三途の川【ビナーは記憶が微妙ですけどw】
温泉に来る前の記憶【裏話その1です、ネタはあるんですけどねぇ】
フレイ、地上に戻った後【これも裏話、ハーデスとの再戦とかもいいかな?】
悪魔天下統一計画【ネタです、多分書きませんw】
フレイ、女帝への挑戦【うわ、なにをするやめrdftgyふじこlp;】  

アルバムトップへ戻る

エントランスへ戻る
inserted by FC2 system